三葉虫散らばる林 休眠中たわしベイビー
ケンタッキーシーチキン しあわせな扇動夜勤
メメントモリ夢モリグチ とかいっとこうこれレベチ
明太子メンコマタンゴ 問題は金庫あかんの
ところどころジョージとかの 自動書記試みてんの
マザーファッカーはさかさま イカサマだといえばガンバ
めちゃくちゃ重要なことが このままじゃ茶の間のガンジャ
嫌がる人にムキになる まるでスムースクリミナル
ふと、最近のラップ(Trap)は1小節が12音ぐらいの言葉で構成されていることに気づき、自動書記的に12音の句を並べる要領でリリックを書いてみました。
AIで曲を生成してみたところ、かなり「それっぽい感じ」になったもので、短詩と音楽の関係性について考察する試みとして「57/75」(ゴーシチシチゴ)と名付けた形式で実験をしていきたいと思います。
現在の短詩では「ジュニーク」と呼ばれる表現がありますが、短歌は57577、俳句・川柳は575の音で構成され、5音、7音の組み合わせが基本となっています。
なぜ575なのか、ということは理由が明確になっておらず、特に意味のないルールとの言説も見かけますが、個人的には言葉をリズムとしてとらえたときに、その音数が意味をなすのではないかと考えます。
日本古来の和歌は「歌」であるように、現代川柳にもまた音楽の要素があるのは確かなことでした。
日々の日記を書くように、この新しい表現を作ってみることにします。